【インド編】チェンナイ5日目

おはようございます。

昨日は一日中外が騒がしく、朝から晩まで音楽が流れたり、爆竹が鳴ったりしてました。

夜、何を騒いでいるのか見がてら食事に行こうと外に出かけました。

どうやら選挙の応援のために人が集まってたみたいです。

日本でも選挙が近づくと「最後の最後まで…!」という街宣車がよく通りますがあんな感じでしょうか。

さて、この騒がしい場所を通り過ぎて店がありそうな方向へ数十メートル歩いた時、街路樹の根元でか細く泣いている子猫がいました。

喧騒にもみ消されて声は全く届きませんが、何かを求めて必死で鳴いています。
また、足が不自由らしく、座りこんだまま。親猫もおらず、誰かが世話している様子もありません。
一人ぼっちで完全に弱りきっています。

これはいかん…
明日にも死ぬかわからんぞ…

そう思うといてもたってもいられず、ホテルへ引き返し、水とバナナ(食べるかどうかわからないけどそれしかないので)を持ってまたその場所へ行きました。

自力で這ったのか、20センチほど道路寄りに移動してました。

結局、子猫は水もバナナも口にはしませんでした。

あげている途中、物珍しそうに見て通り過ぎる人、面白がって近寄って来る子供、怖い形相で文句を言ってくる老人、いろんな人がいました。

特に老人に何かを言われている時、今お前のやっていることはただの自己満足なのではないか?と言われているような気がしました。

本当にこの子猫を救いたいのなら飼うべきです。でもそれはできません。

もしお腹が空いて鳴いていたのであれば今夜だけでも空腹を満たしてあげたい…
中途半端で自己満足ですがそう思いました。

近くに捨ててあったコップに水を入れ、ペットボトルのキャップにバナナのちぎったのを置き、「がんばって生きるんよ!」と言って去りました。

こんなことがありながらもその後優雅にビールを飲んでいる自分は何なんだろう…

いろんなことを考えた夜でした。

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haji

ビールと猫と万年筆が好きなおじさん(^_^) 気が向いた時につぶやいてます。

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